2021年4月4日日曜日

時間がかかる

今日、52歳と半年の私は、洗顔中、初めて、自分の顔面の肌を自分の手で感じた。そして、化粧は面白いのかも知れないな、と思った。この事に気づくまで、私は、これだけの時間がかかるんだ。 国は私のためだけに存在して、為政者は、いつも私の正常さを気にかけてくれていると思いたいけど、そうじゃないのはわかっている。でも、少子化がここまで深刻化するもっとずっと前に、さらには、将来の人口展望に暗雲が立ち込め、美しい青い空がまったく見えなくなる前に、対策を考えて欲しかった。 それを怠ったばかりに、今、子づくりから1番遠い人をヘッドに置き、新しいグループを形成、重要案件、子づくり大作戦にあたる。お手並み拝見ですよ。 何事も深く理解するには時間がかかり、行動するときは慎重になるのは当然で、「子づくり」などと言う大きな出来事との出会い、考察、そして、その後の決断に至るには、今の世の中、難しすぎるのかもしれない。しかし、もし、そのとき、何らかの実質的で有益な提案や励ましが国からあれば、「子づくり大作戦」を英断したり、先延ばしにしていた決断が早まったり、そもそも反対の方向を見ていたけど、ちょっと「子づくり」の世界を覗いてみようか、と思う人が出て来るかもしれない、可能性はある。いい政治は、自己判断のよいモノを与えるのではなく、求められているものを供給すること。 私は今夜、子ども庁には、女性が半分数いて、真剣で、誠実な議論が交わされているのを俯瞰する、という夢を見たい。